九九の練習にゲームを使うと、紙のドリルより子どもが自分から取り組みやすくなることがあります。一方で、「いつまでも遊んでしまうのでは」「広告が気になる」と心配する方もいると思います。
ゲームを練習に使うなら、始める前に家庭でいくつか約束を決めておくと安心です。この記事では、時間・広告・場所の3つについて、約束の例を紹介します。このサイトのゲーム「くくの ほしあつめ」を例にしていますが、ほかの学習ゲームにも使える考え方です。
時間の約束
「何分」より「何回」で決める
学習ゲームの多くは、1回のまとまり(ステージ)が決まっています。「くくの ほしあつめ」は1回が10問で、1〜2分ほどで終わります。
「20分まで」と時間で決めると、子どもは時計を見ていないので、終わりのタイミングでもめやすくなります。「1日3回まで」のように回数で決めると、子ども自身が終わりを数えられます。
終わったあとの流れも決めておく
「3回やったら、カードで答え合わせをする」「3回やったら、おやつ」のように、ゲームのあとに何をするかを決めておくと、切り替えがしやすくなります。
なお、「くくの ほしあつめ」では、続けて20分ほど遊ぶと、ゲームの中で「ひと やすみ しよう?」と一度だけ声をかけます。ただ、これは家庭の約束の代わりにはなりません。目安として使ってください。
広告の約束
無料のゲームに広告がある理由
無料で遊べるゲームの多くは、広告の収入で運営されています。「くくの ほしあつめ」も同じで、お金がかかる場面(課金)はありませんが、広告は表示されます。広告の出し方は「保護者のみなさまへ」にくわしく書いていますが、要点は次のとおりです。
- 問題を解いている最中に広告が割り込むことはない
- 動画の広告は、結果の画面で「どうがを みて ほし 2ばい(こうこく)」のボタンを、子どもが自分で押したときだけ流れる
- 動画を見なくても、ゲームはすべて遊べる
- ステージの合間に広告が出ることがある(遊び始めてしばらくたってから、数回に1回まで)
- 子ども向けの設定にしているため、閲覧履歴をもとにした広告は出ない
子どもと決めておきたいこと
- 広告の動画を見るかどうか:「見ない」と決めてもよいですし、「1日1回まで」と決めてもかまいません。
- 広告を押してしまったとき:ほかのサイトやアプリのお店が開くことがあります。「知らない画面が出たら、さわらずに大人を呼ぶ」と約束しておくと安心です。
- 広告の中身が気になったとき:広告の中身は広告会社が選ぶため、ゲームと関係のない商品が出ることもあります。気になる広告があれば、大人に教えてもらうようにしておきましょう。
場所と端末の約束
小学校低学年のうちは、大人の目が届く場所で遊ぶのがおすすめです。リビングなど、家族がいる所で使う約束にしておくと、広告や知らない画面が出たときにもすぐに対応できます。
家庭のスマートフォンやタブレットを使う場合は、端末側の機能で使える時間やアプリを制限することもできます。iPhone・iPadの「スクリーンタイム」や、Androidの「ファミリーリンク」などです。設定の方法は、それぞれの公式の案内を確認してください。
学校から配られた1人1台の端末を家で使う場合は、学校のルールが優先です。学習ゲームを使ってよいかどうかは、学校の決まりを確かめてください。
ゲームと、唱える・カードの練習を組み合わせる
ゲームは、ばらばらの順で問題に答える練習や、くり返しの練習に向いています。一方で、九九の意味を考えたり、声に出して唱えたりする練習は、ゲームだけでは足りません。
ゲームは家での練習の一部と考え、唱える練習やカードの練習と組み合わせて使うのがよいでしょう。練習の組み立て方は「家でできる1日5分の九九の練習」で紹介しています。
約束は子どもと一緒に決める
約束は大人が一方的に決めるより、子どもと話し合って決めたほうが守られやすくなります。紙に書いて、端末を置く場所の近くにはっておくのも1つの方法です。
守れた日には「3回でやめられたね」と声をかけてください。1〜2週間やってみて、回数が多すぎたり少なすぎたりしたら、一緒に決め直せばよいのです。
回数を決めて遊べる無料ゲーム「くくの ほしあつめ」は、1回10問・登録なしで遊べます。
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