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上がり九九・下がり九九・ばらばら九九のちがいと、練習する順番

九九の宿題で「上がり九九を3回」「下がり九九を聞いてもらう」といった言葉を見かけることがあります。学校や先生によって言い方が少しちがいますが、おおよその意味は共通しています。この記事では、それぞれの練習が何をねらっているのか、どの順で進めると無理がないのかをまとめます。

3つの練習のちがい

名前やり方(7の段の例)ねらい
上がり九九7×1、7×2、7×3 … 7×9 と、かける数が小さい順に唱える唱え方を覚える。答えが7ずつ増えることを感じる
下がり九九7×9、7×8、7×7 … 7×1 と、大きい順に唱える順番の勢いに頼らず、1つずつ思い出せるかを確かめる
ばらばら九九7×6、7×2、7×9 … と、順番を混ぜて答える式を見てすぐ答えが出せるかを確かめる

学校によっては、1の段から9の段まで全部を通して唱えることを「上がり九九」、9の段から1の段へ逆にたどることを「下がり九九」と呼ぶこともあります。宿題の指示が分かりにくいときは、連絡帳などで先生に確かめると安心です。

上がり九九

最初の段階では、上がり九九をくり返して、唱え方の音とリズムを覚えます。歌のように口が覚えてくれるので、ここは比較的早く進む子が多い段階です。

ただ、上がり九九が言えるようになっても、九九を覚えたとはまだ言えません。「7×6は?」と聞かれて、頭の中で「しちいち が しち、しちに じゅうし…」と最初から唱えて答えを探している子もいます。これでも答えは出ますが、時間がかかり、3年生のわり算や筆算では負担になります。

下がり九九

上がり九九がすらすら言えたら、下がり九九に進みます。逆から唱えると、前の式の勢いで次の答えが出てくる、ということが起こりにくくなります。そのため、1つ1つの式と答えが本当に結びついているかが分かります。

下がり九九でつまずく式は、まだ覚え方があいまいな式だと考えられます。その式だけ紙に書き出しておくと、次の練習で重点的に取り組めます。

下がり九九は、上がり九九よりかなりむずかしく感じる子が多い練習です。最初は表を見ながら、ゆっくりでかまいません。

ばらばら九九

最後の段階がばらばら九九です。順番がばらばらなので、唱え方の流れに頼れません。式を見て、答えがすぐに出てくるかどうかがはっきりします。

実際の計算で九九を使うときは、順番どおりに出てくることはまずありません。3年生でわり算を学ぶと、「42÷7」から「7×6=42」を思い出す、という使い方もします。ばらばら九九ができるようになると、こうした場面でも九九を道具として使いやすくなります。

ばらばら九九の練習には、九九カードが便利です。カードを混ぜて1枚ずつめくるだけで、ばらばらの問題が作れます。くわしくは「九九カードの使い方」をご覧ください。

進め方の目安

  1. その段の上がり九九を、表を見ながら唱える
  2. 表を見ずに上がり九九を唱える
  3. 下がり九九を唱える(最初は表を見てもよい)
  4. その段のばらばら九九に答える
  5. 前に習った段とまぜて、ばらばら九九に答える

1つの段で5まで進んでから次の段へ、と厳密に決める必要はありません。学校の授業は次の段へ進んでいくので、新しい段の上がり九九をしながら、前の段のばらばら九九を続ける形でもかまいません。

宿題で「聞いてもらう」ときのコツ

「おうちの人に聞いてもらう」宿題では、九九の表を手元に置いて聞くと、大人も迷わずに確かめられます。まちがえた所に鉛筆で小さく印をつけておくと、どこが苦手なのかが見えてきます。

聞くときに速さを求めすぎると、子どもはあせってまちがいが増えます。最初は「最後まで言えた」ことを認め、慣れてきたら少しずつ速さを意識させるくらいがちょうどよいでしょう。

無料ゲーム「くくの ほしあつめ」では、順番どおりの「れんしゅう」と、ばらばらに出る「テスト」を選べます。

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