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九九カードの使い方:仕分けて苦手を見つける練習

九九カードは、表に式、裏に答えが書かれたカードです。学校で配られることもあり、書店や100円ショップなどでも売られています。上がり九九を唱えられるようになったあと、「式を見てすぐ答える」練習に進むときに役立つ道具です。

この記事では、九九カードを家で使うときの手順と、ちょっとした工夫を紹介します。

九九カードで何が練習できるか

九九を唱えるだけの練習では、順番の流れに助けられて答えが出てきます。カードを混ぜてめくると順番がばらばらになるので、1つ1つの式を本当に覚えているかが分かります。

もう1つの利点は、式を目で見て答える練習になることです。テストや計算ドリルでは、九九は声ではなく数字の式で出てきます。唱え方は言えるのに、書かれた式を見ると止まってしまう子には、カードの練習が合っています。

基本の使い方:3つの山に仕分ける

おすすめは、カードをめくって答えるたびに、次の3つの山に分けていくやり方です。

山入れるカード
すぐ言えた表を見て、迷わずに答えが言えたカード
考えた答えは合っていたが、頭の中で唱え直したり、指で数えたりしたカード
まちがえた答えをまちがえた、または出てこなかったカード

1回やり終えると、「考えた」と「まちがえた」の山が、その子がいま練習すべき式になります。次の日は、この2つの山だけを使って練習します。81枚を毎回めくるより、ずっと短い時間ですみます。

「まちがえた」の山が少なくなってきたら、ときどき全部のカードを混ぜて、もう一度仕分け直してください。一度言えた式も、しばらくすると抜けることがあるからです。

使うカードの枚数を絞る

81枚全部を一度に使うと、子どもにとっては多すぎます。最初は、いま学校で習っている段の9枚だけで始めましょう。慣れてきたら、前に習った段のカードを少しずつ足していきます。

新しい段を習っている間も、前の段のカードを数枚混ぜておくと、前の段を忘れにくくなります。

カードの裏の使い方

カードの裏(答えの側)を見て、表の式を考える練習もできます。たとえば「24」を見て、「3×8」「4×6」「6×4」「8×3」と答える練習です。答えが同じになる式がいくつもあることに気づけるので、九九の表のきまりを見つける学習にもつながります。3年生で学ぶわり算の準備にもなります。

ただし、これは九九がひと通り言えるようになってからの発展的な使い方です。まだ覚えている途中の子には、表から答える練習を優先してください。

手作りするときのコツ

カードが手元にないときは、厚紙や単語カードで作れます。

単語カードのようにリングで留めるタイプは持ち歩きに便利ですが、仕分けには向きません。仕分けて使うなら、ばらばらのカードのほうが使いやすいでしょう。

大人がやりがちなこと

カードをめくる速さを大人が決めてしまうと、子どもは答えを考える前に次のカードが来て、あせってしまいます。最初は子どもが自分でめくるようにして、慣れてから大人がめくる形にするとよいでしょう。

タイムを計るのは、「まちがえた」の山がほとんどなくなってからにしてください。まちがえたときの声のかけ方は「九九をまちがえたときの声かけ」にまとめています。

カードの代わりに、ばらばらの順で問題が出る無料ゲーム「くくの ほしあつめ」を使うこともできます。

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